H25年度 測量士試験 午後No2 選択問題 解答例
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< H25-pm2-A:解答例 >

 

問A-1.


 問題文にある4種類の図は、次の通りである。この中から3つを選んで記せば良い。

 

(1) 計画平均図(作業計画)

作業規程の準則や仕様書等に基づいて具体的な内容を確認するため作成される。計画平均図を基に使用機器や作業期間、人員等を決定して作業計画が作成される。

 

(2) 選点図(踏査・選点)

平均図の基となる図であり、現地調査を行って、使用予定の既知点や予定される新点位置において、視通や地形・地物等の影響、配点密度などを確認するため作成される。

 

(3) 平均図(踏査・選点)

選点図を基に、準則等に定められている既知点数、路線辺長、路線長などが適切であるか否かの確認を行うため平均図が作成される。

 

(4) 観測図(観測)

平均図を基に作成され、観測作業に携行して各観測点においての漏れや、成果検定等の確認を行うため作成される。

 

 

 

問A-2.


・承認を受ける必要のある図:平均図

・理由:
�@観測作業を開始する前に、計画機関が「新点の配点密度」や「準則等に定められている諸条件に適合しているか」を確認するために、承認を必要とする。
�A平均図の良否は、後続作業(観測)と精度に大きな影響を与えるため、計画機関に確認を必要とする。


※作業規程の準則(解説と運用)には、解説の部分に「平均計画図」も承認が必要とあるが、準則に明記されているものは、「平均図」だけである。



< H25-pm2-B:解答例 >

 

問B-1.

 以下のような新点の選点条件に対するものを記せば良い。

 ・地盤堅固な場所  ・利用し易く、発見が容易な場所  ・等密度に配点  

・後続作業における利用

 

 

問B-2.

 選点条件の中でGNSS測量のみに当てはまるものは、以下の通りである。

 ・上空視界の確保(サイクルスリップの影響)  ・周辺地物の確認(マルチパスの影響)

 

 

問B-3.

 観測計画において、GNSS測量のみに当てはまるものは、以下の通りである。

 ・衛星配置状況の確認(DOPの低下)  ・同一衛星を捉える時間が長い時間帯の選択

 

 

問B-4.

 点検計算において、GNSS測量とTS測量の相違点は、以下の通りである。

 ・重複基線ベクトルの較差の点検



< H25-pm2-C:解答例 >

 

問C-1.

 表2−3を完成させると、次のようになる。

 

セッション

自

至

�凾w(m)

�凾x(m)

�凾y(m)

151A

A

(1)

-3655.311

4956.965

-6054.546

151A

(1)

(3)

-1011.298

-415.701

-53.887

151B

(3)

(5)

155.417

-1492.061

-555.681

151B

(5)

B

-4007.643

2410.657

-5132.625

 

A→B

-8518.835

5459.860

-11796.739

 

 

X(m)

Y(m)

Z(m)

A座標値

-3738198.888

3108720.616

4114481.256

A→B

-8518.835

5459.860

-11796.739

B観測値

-3746717.723

3114180.476

4102684.517

B座標値

-3746717.755

3114180.480

4102684.403

較 差

0.032

-0.004

0.114

 

 

 

・既知点A〜B

 

 

 

 

�凾w

�凾x

�凾y

較 差

0.032m

-0.004m

0.114m

 

 

�凾m

�凾d

�凾t

閉合差

0.105m

-0.017m

0.053m

許容範囲

0.100m

0.100m

0.210m


 ここで、�儂、�僞、�儷を求めるには、問題の式を用いて、次のように計算すればよい。

・��N = 0.497��X − 0.413��Y + 0.763��Z

= 0.497×0.032 − 0.413×-0.004 + 0.763×0.114 = 0.105

・��E = -0.639��X − 0.769��Y + 0

   = -0.639×0.032 − 0.769×-0.004 + 0 = -0.017

・��U = -0.587��X + 0.488��Y + 0.647��Z

   = -0.587×0.032 + 0.488×-0.004 + 0.647×0.114 = 0.053

 

※また、B〜C、C〜Aについては、同様の計算を行えばよい。

・既知点B〜C

 

 

 

 

�凾w

�凾x

�凾y

較 差

-0.038 m

-0.019 m

-0.017 m

 

 

�凾m

�凾d

�凾t

閉合差

-0.024m

0.039m

0.002m

許容範囲

0.094m

0.094m

0.201m

 

 

 

 

 

 

 

・既知点C〜A

 

 

 

 

�凾w

�凾x

�凾y

較 差

0.019 m

-0.004 m

-0.133 m

 

 

�凾m

�凾d

�凾t

閉合差

-0.090m

-0.009m

-0.099m

許容範囲

0.100m

0.100 m

0.201m

 

 

 

 

 

 

 

問C-2.

 表2−4を完成させると、次のようになる。

 

表2−4

セッション

自

至

�凾w(m)

�凾x(m)

�凾y(m)

151A

(2)

(3)

665.583

-1231.108

985.988

151B

(3)

(6)

-1246.062

98.338

-2379.921

152A

(6)

(2)

580.492

1132.744

1393.901

較 差

0.013

-0.026

-0.032

 

 問C-1と同様に計算すればよい。

 

(2) 〜 (3) 〜 (6) 〜 (2)

 

�凾w

�凾x

�凾y

較 差

0.013m

-0.026m

-0.032m

 

 

�凾m

�凾d

�凾t

閉合差

-0.007m

0.012m

-0.041m

許容範囲

0.034m

0.034m

0.051m

 

 

 

 

 

 

 

問C-3.

 再測を行うべきセッション: 151A と 151B

 再測を行うべき理由:既知点A〜Bの�凾mが許容値を超えているため。151Aの再測結果が許容値内であれば、151Bの再測を行う。

 

 



< H25-pm2-D:解答例 >

 

問D-1.

 

   区 分

 

観測順序

1級水準測量

2級水準測量

1

後視

後視

2

前視

後視

3

前視

前視

4

後視

前視

 

※現在(電子レベル)では、大目盛と小目盛の区別は無い。

問D-2.

 レベル視準線の点検方法:杭打ち調整法(不等距離法)

 

問D-3.

 1級標尺の円形気泡管の点検調整法。

 ・90°からなる2方向に立てた標尺に下げ振りを吊り下げ、下げ振りを見通して標尺を鉛直に立てる。この状態のまま円形気泡管の調整ネジで、気泡を中央に導く。

 

問D-4.

 地盤沈下調査のための水準測量における注意点。

・短期間で終了できるような体制を整える。

・不動点は、地盤沈下変動地域外に選定する。

・前回と同時期に観測する。

・基準日による補正を行う。

など。

 

問D-5.

 変動量の大きな水準点における調査事項。

・人為的な地盤変動の有無(工事など)。

・観測時におけるミスの有無。

など。


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB
(c) Sey Quo De La Jarantos & (c) Matsubara.P.O 2013