<R07-No9:基準点測量:解答>
我が国の準天頂衛星(みちびき)に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。
1. 正しい。問題文の通り。準天頂衛星は、アメリカのGPS衛星を補完・補強する役割がある。日本のほぼ真上(高仰角)に長時間滞在するように設計されており、ビル陰や山間部の影響を受けにくいため、測位可能なエリアが広がり、配置(DOP値)が良くなることで精度が向上する。
2. 正しい。問題文の通り。軌道の周期 準天頂衛星は地球の自転周期とほぼ同じ約24時間で地球を一周するため、毎日ほぼ同じ時刻に同じ位置(配置)になる。
3. 正しい。問題文の通り。GPS衛星と組み合わせることにより、常にGPS1機+みちびき3機により、観測精度を向上させる。
4. 正しい。問題文の通り。軌道の形状 準天頂軌道の衛星は地上から見ると8の字の軌跡を描くが、静止軌道(地球の自転と同じ周期で周回)にある衛星は常に空の同じ位置に留まって見える。みちびきは、日本上空に長く滞在する「準天頂軌道衛星」と、赤道上の「静止軌道衛星」で構成されている。
5. 間違い。観測時間: 10km以上の距離(1級〜3級基準点測量など)を観測する場合、必要な衛星数は5衛星以上が標準である。作業規程の準則には、「スタティック法による10㎞以上の観測では、GPS・準天頂衛星を用いて観測する場合は5衛星以上とし、GPS・準天頂衛星及びGLONASS衛星を用いて観測する場合は6衛星以上とする。」とある。10㎞未満であれば、4衛星でである。
よって、明らかに間違っている文章は、5.となる。
|
| 解答: 5 |
|