R07年度 測量士試験 午前 No10 基準点測量
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<R07-No10:基準点測量:解答>

GNSS測量機を用いた基準点測量の概要に関する問題である。問題各文について考えると次のようになる。
1. 正しい。問題文の通り。異なる機種のアンテナを組合わせた場合は、アンテナの機種ごとに電波の受信中心位置(位相中心)が微妙に異なるため、PCV(アンテナ位相特性)補正を行う必要があります。

2. 正しい。問題文の通り。2つの観測局と2つの衛星の観測データの差をとる二重位相差を用いることで、衛星と受信機それぞれの時計のずれを消去できる。

3. 正しい。問題文の通り。スタティック法の定義である。複数の地点で同時に長時間静止して観測し、後で基線解析を行うことで、点と点の間の相対的な位置関係(基線ベクトル)を求める手法である。

4. 間違い。GNSS衛星の軌道情報は放送暦を標準とする。
・放送暦:衛星からリアルタイムで送られてくる軌道情報。通常の公共測量では放送暦が使用される。
・精密暦:IGS(国際GNSS事業)などが公開するより精度の高い軌道情報である。スタティック法では必要ない。必須ない。

5. ネットワーク型 RTK法は,位置情報サービス事業者が算出した補正データ又は面補正パラメータを,携帯電話などの通信回線を介して移動局で受信し,移動局側において解析処理を行い,即時に位置を求める観測方法である。
正しい。問題文の通り。ネットワーク型RTK法の概要である。電子基準点などのデータから作られた補正情報を通信回線で受け取り、移動局1台でリアルタイムに位置を特定する手法で、「VRS方式」や「FKP方式」があある。

よって、明らかに間違っている文章は、4.となる。

解答: 4


参考文献:公共測量作業規程の準則・測量法

http://www.kinomise.com/sokuryo/ 測量士・測量士補 試験対策WEB (c) Matsubara.P.O 2020